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ここは とある山の中
あたり一面 まっしろで
あるものといえば
白くおおきなモミの木と
白くちいさなモミの木 だけです
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今日は クリスマス
ちいさなモミの木は
おおきなモミの木に聞きました

『ねぇ サンタクロースって
      本当に いるの?』
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おおきなモミの木は こたえました

『むかしは よくみたんだけど  
   ちかごろは さっぱりだなぁ』
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『へぇ むかしは いたんだ!      
  じゃぁ プレゼントは もらったの?』
『う〜ん ざんねんだけど        
        それはなぁ…』
『な〜んだ…』

ちいさなモミの木は
すこし かなしそうです
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『わーい! わーい!』
『あそこだよ! あそこだよ!』

ふもとの方から
子供たちの声が 聞こえます

『わーい! わーい!』
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『ほら あっただろ!        
おおきなモミの木 ちいさなモミの木』
いちばん おおきな オトコの子が
        言いました

『うん! ここなら           
すてきなパーティーが できるよ!』
にばんめに おおきな オトコの子が
        言いました

『はやく みんなを 呼んでこようよ!』
いちばん ちいさな オンナの子が
        言いました
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その晩のパーティーは    
  盛大に 行われました

おおきなモミの木と ちいさなモミの木も
子供たちから たくさんの プレゼントを
      もらいました
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『サンタクロースって 本当に いたんだ!
それに こんなに すてきなプレゼントも
               くれたよ!!』
ちいさなモミの木は        
   からだに付けてもらった
たくさんの プレゼントを見ながら
               言いました

『あぁ彼らは ちいさなサンタクロースだ
 今日は本当にすばらしい日だよ!!』
MOMINOKI_09
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