【;ω| 友達が考えた |ω;】

ゲームプレイ日記をメインに、Web絵本や双子の娘のコトなどをグダグダ雑雑と…

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【;ω| 21:10発 快速電車 |ω;】

【創作小説】21:10発 快速電車

【あらすじ】

いつものように いつもの電車に 乗る
だが その日だけは いつもとは違った

家路に向かう ある男性が 巻き込まれた奇妙な体験談


→ 読んでみる/1:発車前




【創作小説】21:10発 快速電車/5:**:**

 
◆**:**

私は両脇を駅員に抱えられ ボーっと 立ち尽くしている。普通電車は もう発車してしまったようで、レールだけがそこに残る。駅員の一人が何か棒状の器具を使いレールに横たわるボロボロのソレを取り上げた。
昨日 持ち帰りそびれた私のカサだった。
私はカサを左腕に掛けていた、ソレが電車のどこかに引っかかり、私はソレごとそのまま引っ張られてしまったらしい。左腕には まだシビレが残る。

駅員に厳重な注意を受けた、駅側にも非があった事を認める謝罪ももらった。今回の事で賠償やなんやらは ないらしい。ボーっとしながらも ホッとした。

女性に声を掛けられる。
その手には見覚えのあるケイタイが握られている。ホームに転がっていた私のケイタイを拾い届けてくれたようだ。そしてもうひとつ 見覚えのあるモノに気付く、礼を言おうと見上げたその女性は、昨日見たアノ女性だった。


(おわり)

【創作小説】21:10発 快速電車/4:翌日

 
◆20:45

今日は雨は降っていない。昨日とほぼ同じ時間に会社を出る。あの事故を綴ったメールはまだ書き終わっておらず、メールを書きながら地下道を歩き U駅へと向かう。


◆21:10(発車1分前)

メールに没頭していたにもかかわらず、いつも通りの道を間違いもせず歩いてきたのだろう。しかし いつもより時間が掛かってしまったようだ、U駅に着いた頃には、駅員たちにより快速電車に人が押し込められていた。昨日の出来事は まだ綴り終わっておらず、私はまた それを続ける。


◆21:11(発車定刻)

いつの間にアナウンスが流れていたのか、電車はゆっくりと動き出していた。
メールに没頭していた私はそれに気付かない。いきなり、ケイタイを持つ左腕に強い力が加わる、私の身体は何の抵抗も出来ずに、動き出した電車に引っ張られる、そして 倒され 引きずられる。ブザマにも、金魚のフンのようだ。
そして ソレは 主のもとを離れ 電車の連結部分を器用にすり抜け その下へと落ちて行った、電車は まだ動きを止めていない。
その直後 倒れた私の近くで何かが折れ潰れ砕ける音が聞こえる、今までに聞いた事もない異様なモノだ。それと同時に どこからか女性の悲鳴が聞こえる、それは昨日聞いた憶えがあるモノだった。…電車が止まった。
そんな状況にもかかわらず 私は何を思ったのかメールを見ようと 左手を見る…がそこにあるはずのモノがない。思い出したかのように左腕であろう辺りが痛みだす…。


→つづく

【創作小説】21:10発 快速電車/3:結末

 
◆21:14

快速電車の発車を告げるアナウンスが流れる。
いつものように 何事もなかったかのように電車は動き出し 駅を出て行った。


◆21:16

車内にアナウンスが流れるが ホームにも流れているソレと入交り よく聞き取れない、多分 遅れたを詫びる内容なのだろう。ともかく 定刻から5分ほど遅れて普通電車が発車する。
走りだす車内からホームを覗く、視界を塞いでいた柱がズレて行き、その現場が見えてくる。
一人の男性が駅員に両脇を抱えられ ボーっと立ち尽くしている、すぐそばにはその男性を心配そうに見つめる女性がいる、あの悲鳴は彼女のモノだろう。男性も大した怪我などはなさそうで安心する。
判った事はその程度だ。

普通電車は駅を離れてい行く、例の二人はすぐに周りのヒトゴミと同化して見えなくなった。

私はケイタイを取り出し、たった今 目にした状況をメールに綴り始めた。
雨は 止んでいた。


→つづく

【創作小説】21:10発 快速電車/2:発車定刻

 
◆21:10(発車定刻)

快速電車のドアが閉まる、が まだ乗り込もうとする者たちもいる、駅員がその者たちを車両に押し込め、やっとドアが閉まる。まだ階段を登ってくる者もいるが、さすがにもう間に合うはずもない。
快速電車は発車しようとゆっくりと動き始める。
だが…

…女性の悲鳴と共にその電車は止まった…


数人の駅員が素早く駆け寄り 私の見ていた快速電車の車両の前で立ち止まる。私の位置からは 柱に隠れて詳しい状況はわからない、見えるのはその周りに集まるヒトゴミだけである。
こちらの普通電車内の人たちもザワツキ始める。乗り急ぎ 雨のため濡れたホームに足を滑らせたのか、手に持つカサを電車に捕られたのか。そして…落ちてしまったのか、そして……どうなってしまったのか。それぞれの憶測の言葉が車内を埋め尽くす。


◆21:12
まだ ホームは喧騒を失わない。まだ 状況を告げるアナウンスはない。


→つづく/3:結末




【創作小説】21:10発 快速電車/1:発車前

 
 
 …女性の悲鳴と共にその電車は止まった…



◆20:45(発車25分前)

やっと会社を出る、本当ならもう少し早い時間に出るつもりだったのだが上司に捕まり、30分ほど出遅れてしまった。
外に出てから気付いたのだが、雨が降っている、今からカサを取りに戻るのもメンドウと思い、雨の中 駅へと繋がる地下道まで走り急いだ。


◆21:05(発車5分前)

会社から20分ほどかけてU駅にたどり着く、終点の駅なので、ホームには すでに電車が待っている、片側には快速電車、もう片側には普通電車、私は21:11発の普通電車へと乗り込む。
U駅はオフィス街にあるため 沢山の人たちが利用する、そのためこの車両にも沢山の人たちが乗っており座席はもう埋まっている、いつものように 私は吊り皮につかまる。
目の前には止まっている快速電車が見え、その電車は こちら以上に込み合っており、ホームには次の快速電車を待つ人たちが列をなしている。


◆21:09(発車1分前)

快速電車の発車まであと1分を切り アナウンスが流れる。すでに満員となった車両に人々が駆け込む、ホームへと続く階段を駆け登る者、少しでも空いた車両を探しホームを駆ける者、目の前の車両に無理矢理に乗ろうとする者、様々である。それをよそに 快速電車の発車を告げるアナウンスが再度流れる。


→つづく/2:発車定刻

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